東京都が通称道路名として定めている水戸街道は、東京と水戸を結ぶ国道6号のうち、隅田川に架かる言問橋から、千葉県境の江戸川に架かる新葛飾橋までの9kmの区間で、概ね4〜6車線の道路です。 荒川と綾瀬川を四ツ木橋で渡り、JR常磐線の金町駅の近くを通ります。
水戸街道の概要
東京都通称道路名 | No.27 水戸街道 (昭和37年東京都告示) |
道路法の路線名 | 国道6号 |
都市計画道路名 | 環状第3号線(一部) 放射第13号線 放射第13号線支線2 |
主な交差道路 | 交差点名 | |
---|---|---|
起 点 |
言問通り 江戸通り |
言問橋西交差点 墨田区向島二丁目 |
三ツ目通り | 言問橋東交差点 | |
明治通り | 東向島交差点 | |
ゆりのき橋通り | 四ツ木橋南交差点 | |
平和橋通り | 四ツ木陸橋 | |
環七通り | 青砥陸橋 | |
柴又街道 | 金町高架橋 | |
終 点 |
新葛飾橋、東京都千葉県境 葛飾区金町三丁目 |
東京都が通称道路名として定めている水戸街道は、東京と水戸を結ぶ国道6号のうち、墨田区向島の隅田川に架かる言問橋から、葛飾区金町の千葉県境の江戸川に架かる新葛飾橋までの9kmの区間です。
概ね往復4〜6車線の道路で、荒川と綾瀬川を四ツ木橋で渡り、JR常磐線の金町駅の近くを通ります。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
水戸街道の現況
言問橋 (水戸街道起点、言問通り終点、江戸通り終点)
水戸街道の起点は、言問通り(都道319号線、環状第3号線)や江戸通り(国道6号、補助第108号線)の終点にもなっている言問橋西交差点です。
隅田川に架かる言問橋については、別のページで詳細に紹介しています。 言問橋付近の隅田川沿いに桜の名所の隅田公園があります。
言問通りや江戸通りから言問橋を渡ると、水戸街道に入って上に高速6号向島線が通る墨堤通り(都道461号線、補助第119号線)の上を越えます。
言問橋から言問橋東交差点までの水戸街道は環状第3号線です。
- 詳細 言問橋
言問橋東交差点 (水戸街道屈曲点、三ツ目通り起点)
三ツ目通り(都道319号線、環状第3号線)が言問橋東交差点で右側に接続します。
言問橋東交差点で水戸街道は左に曲がり柏や四つ木方面に向かいます。 直進すると区道で業平橋や東京スカイツリー方面に向かいます。 右に曲がると三ツ目通りで木場方面に向かいますが、7〜20時は右折禁止です。

言問橋東交差点の北の水戸街道の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.11)
言問橋東交差点の先に東武伊勢崎線の曳舟駅があります。
言問橋東交差点から水戸街道は放射第13号線になります。
東向島交差点 (明治通り交点)
明治通り(都道306号線、環状第4号線)と東向島交差点で交差します。 明治通りに左折すると三ノ輪方面に、右折すると亀戸方面に向かいます。
東向島交差点の先で水戸街道は東武伊勢崎線の跨道橋をくぐり、その先に東向島駅があります。 また、水戸街道の東側に曳舟川通り(墨田区道)が併行します。
四ツ木橋南交差点 (ゆりのき橋通り起点)
四ツ木橋南交差点で左側に都道449号線(鐘ヶ淵通り)が、右側にゆりのき橋通り(都道449号線、補助第120号線)が接続しています。 鐘ヶ淵通りに左折すると千住方面に、ゆりのき橋通りに右折すると亀戸方面に向かいます。
ゆりのき橋通りに曲がった先に京成押上線の八広駅があります。
四ツ木橋
水戸街道は荒川と綾瀬川を四ツ木橋で渡り、高速中央環状線の下をくぐります。 四ツ木橋の側道に高速中央環状線の四つ木出入口が接続しています。
水戸街道と併行してきた曳舟川通り(墨田区道)は、ゆりの木橋通りと交差する更生橋交差点から国道6号になり、四ツ木橋の下流側の新四ツ木橋で荒川と綾瀬川を渡り、水戸街道に合流します。
四ツ木橋の北詰の近くに京成押上線の四ツ木駅があります。
四ツ木陸橋 (平和橋通り交点)
平和橋通り(都道308号線、都道60号線、補助第140号線)の上を四ツ木陸橋で越えます。 陸橋の下の本田(ほんでん)広小路交差点で平和橋通りに左折すると小菅方面に、右折すると新小岩方面に向かいます。
四ツ木陸橋の先で、京成本線の跨道橋をくぐります。
青砥陸橋 (環七通り交点)
環七通り(都道318号線、環状第7号線)が青砥陸橋で水戸街道の上を越えます。 陸橋の下の青戸八丁目交差点で環七通りに左折すると亀有方面に、右折すると葛西方面に向かいます。
青砥陸橋の先で中川を中川大橋で渡ります。
JR新金貨物線踏切
水戸街道は新金貨物線(JR総武本線貨物支線)の新宿新道踏切を渡ります。
踏切を貨物列車が通過するのは、1日4往復程度のようです。 踏切信号機が設置されているので、踏切前での一時停止は不要です。
金町高架橋 (柴又街道起点)

金町高架橋(柴又街道起点)
写真出典〕当サイト撮影(H31.4)
京成金町線や柴又街道(都道501号線、補助第143号線)の上を金町高架橋で越えます。
金町高架橋の下の金町三丁目交差点は、京成金町線の踏切の先にあり、左折すると葛飾区道で金町駅に、右折すると柴又街道で柴又方面に、側道を直進して道なり左に分岐すると都道501号線(旧水戸街道)で水元方面に向かいます。
金町三丁目交差点の北にJR常磐線の金町駅と京成金町線の京成金町駅があります。
金町高架橋の下の都道501号線の分岐点から水戸街道は放射第13号線支線2になります。
新葛飾橋(東京都千葉県境、水戸街道終点)
東京都が通称道路名として定めている水戸街道の終点は、千葉県境の江戸川を渡る新葛飾橋です。 東京都の通称道路名としての水戸街道は千葉県境で終点となりますが、千葉県でも国道6号に水戸街道という愛称をつけています。