放射第3号線は港区の清正公前交差点から神奈川県境に至る都市計画道路です。 大半が目黒通りで往復4〜5車線で整備されていて、神奈川県境では架橋事業が行われています。
〔目次〕
放射第3号線(目黒通り 中根交差点)
写真出典〕当サイト撮影(R1.6)
放射第3号線の概要
| 現道 | 主要地点 |
|---|---|
| 放射第3号線 起点(港区芝白金台一丁目) | 清正公前交差点 |
| 目黒通り | 白金台交差点 上大崎交差点 大鳥陸橋 目黒郵便局前交差点 柿ノ木坂陸橋 |
| 未供用等の区間 | 等々力不動陸橋 |
| 放射第3号線 終点(世田谷区玉堤二丁目) | 東京都神奈川県境 |
放射第3号線は港区の放射第1号線(桜田通り、国道1号)の清正公前交差点から世田谷区の神奈川県境に至る延長10.0kmの代表計画幅員25mの都市計画道路です 1) 。
放射第3号線は大半が目黒通り(都道312号線)で、環状第8号線交点までは往復4〜5車線で整備されているものの、一部の区間で都市計画の幅員より狭くなっています。
環状第8号線交点から多摩川までは、往復2車線の現道の拡幅と、多摩川を渡る(仮称)等々力大橋の整備が進められています。
1) 港区 都市計画概要、 世田谷区 都市計画概要
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
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放射第3号線の整備の概況
目黒通りの区間
放射第3号線起点、放射第1号線交点 (清正公前交差点)
放射第3号線の起点は放射第1号線(桜田通り、国道1号)から分岐する港区の清正公前交差点です。
清正公前交差点からの放射第3号線は目黒通り(都道312号線)で、上大崎交差点までは代表計画幅員27mで往復4車線で整備されています。
環状第4号線交点 (白金台交差点)
環状第4号線(外苑西通り、都道418号線)が白金台交差点で交差します。
環状第4号線の北側は外苑西通りとして整備されていますが、南側は未供用です。
放射第2号線起点、補助第17号線終点 (上大崎交差点)
放射第2号線(都道418号線、北品川四谷線)や補助第17号線(都道418号線、北品川四谷線)が上大崎交差点で接続します。
放射第2号線と補助第17号線の上には高速道路2号線(高速2号目黒線)の高架が通っています。
上大崎交差点から下り線は放射第3号線としてJR目黒駅の南側を通り、上り線は放射第3号線支線1として目黒駅の北側を通ります。 放射第3号線は目黒駅の東口駅前広場までは計画幅員30mで、その先は計画幅員22m、放射第3号線支線1は計画幅員20mで、それぞれ3〜4車線の道路として整備されています。
下り線と上り線の合流点から大鳥陸橋までは代表計画幅員25mですが、現道は幅員22m程度の往復4車線です。
環状第6号線交点 (大鳥陸橋)
環状第6号線(山手通り、都道317号線)が放射第3号線の大鳥神社交差点の下を大鳥陸橋でくぐります。
大鳥陸橋から等々力不動陸橋までは代表計画幅員25mで往復4〜5車線で整備されています。
補助第26号線交点 (目黒郵便局前交差点)
補助第26号線(都道420号鮫洲大山線)が目黒郵便局前交差点で交差します。
補助第26号線の北西側は整備中で現道は狭い区間もある道路です。
環状第7号線交点 (柿ノ木坂陸橋)
環状第7号線(環七通り、都道318号線)が柿ノ木坂陸橋で放射第3号線の上を越えます。
未供用等の区間
環状第8号線交点 (等々力不動陸橋)
環状第8号線(環八通り、都道311号線)が等々力不動陸橋で放射第3号線の下をくぐります。
等々力不動陸橋からは代表計画幅員25mで多摩川横断架橋の取り付け部は計画幅員33m、多摩川横断架橋は計画幅員22mになっていて、街路事業(放射第3号線 環八〜多摩堤通り)が行われ、一部区間が暫定形で供用されています。
放射第3号線(環八〜多摩堤通り)街路事業
事業(環八〜多摩堤通り)暫定供用部
写真出典〕当サイト撮影(R4.8)
等々力不動陸橋から多摩堤通り交点までの延長775mは、放射第3号線(環八〜多摩堤通り)として現道幅員11m程度から計画幅員25〜33mへの拡幅が行われました。
放射第3号線(環八〜多摩堤通り)は平成2年(1990)6月に街路事業の認可を得て、平成17年度(2005)に北側は4車線、南側は暫定2車線供用で概成しています。
放射第3号線終点 (東京都神奈川県境)
放射第3号線の終点は東京都世田谷区と神奈川県川崎市中原区との境で、多摩川を渡る渡河部は目黒通り(都道312号線)の延伸部にあたり(仮称)等々力大橋が整備されています。
川崎市側は川崎3・3・10号線(宮内新横浜線)として都市計画されていて、街路事業(川崎3・3・10号宮内新横浜線 宮内工区)が行われています。
等々力大橋(仮称)橋梁整備事業
等々力大橋(仮称)と多摩堤通りの拡幅イメージ(現地看板)
多摩堤通りの交点から多摩川を渡って主要地方道幸多摩線(川崎市道多摩沿線道路)交点までの延長390mは、等々力大橋(仮称)橋梁整備事業として橋梁の新設が行われています。
等々力大橋(仮称)橋梁整備事業は平成22年(2010)に東京都と川崎市で基本協定を締結し、平成29年度(2017)に用地取得に着手し、用地所得や橋梁工事などが進められています 1) 2) 3) 。
1) 等々力大橋(仮称)事業概要(東京都第二建設事務所)
2) (仮称)等々力大橋橋梁整備事業(川崎市役所)
3) 等々力大橋(仮称)(東京都世田谷区〜神奈川県川崎市)(令和2年度第3回事業評価委員会)
4) (仮称)等々力大橋、放射第3号線、宮内新横浜線(俺の居場所)
参考〕川崎3・3・10号宮内新横浜線(宮内工区)街路事業
主要地方道幸多摩線(川崎市道多摩沿線道路)交点から西下橋交差点(国道409号、府中街道、川崎3・4・3号鹿島田菅線交点)までの延長720mは、川崎3・3・10号宮内新横浜線(宮内工区)として計画幅員22〜34mの街路の新設が行われています。
川崎3・3・10号宮内新横浜線(宮内工区)は平成22年(2010)10月に都市計画道路が延伸され、平成23年(2011)1月に街路事業の認可を得て、用地取得が進められています 1) 2) 。
1) 事業路線情報(宮内新横浜線宮内工区)(川崎市役所)
2) 川崎都市計画道路の変更(3・3・10号 宮内新横浜線の変更) 平成22年10月4日告示( 〃 )