放射第1号線は千代田区の国会前交差点から神奈川県境に至る都市計画道路です。 六本木通りや都道415号線、桜田通り、第二京浜からなり往復6〜8車線の現道があります。 郊外側には都市計画の幅員より狭い区間があります。
〔目次〕

放射第1号線(桜田通り高輪台交差点)
写真出典〕当サイト撮影(R4.5)
放射第1号線の概要
現道 | 主要地点 |
---|---|
放射第1号線 起点(千代田区霞が関二丁目) | 国会前交差点 |
六本木通り | 溜池交差点 |
都道415号高輪麻布線 | 六本木二丁目交差点 新一の橋交差点 |
桜田通り | 白金一丁目交差点 清正公前交差点 高輪台交差点 |
第二京浜 | 西五反田一丁目交差点 高速道路2号線戸越出入口 戸越三丁目交差点 松原橋 矢口陸橋 |
放射第1号線 終点(大田区多摩川二丁目) | 多摩川大橋、東京都神奈川県境 |
放射第1号線は、千代田区の環状第1号線(内堀通り、国道20号)の国会前交差点から、大田区の神奈川県境の多摩川大橋に至る延長15.0kmの都市計画道路です 1) 。
放射第1号線の都心側は六本木通り(都道412号線)や都道415号線(高輪麻布線、麻布通り)で、高速都心環状線が中を通ったり、高速2号目黒線が近くを併行していて、往復6〜8車線で整備されています。
放射第1号線の郊外側は桜田通りや第二京浜(国道1号)で、高速2号目黒線の戸越出入口の先までは往復6〜8車線で整備されていますが、その先は往復6車線です。
1) 千代田区 都市計画概要、 港区 都市計画概要
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
放射第1号線の整備の概況
六本木通りの区間
放射第1号線起点、環状第1号線交点、中央官衙街路第1号線接続点 (国会前交差点)
放射第1号線の起点は千代田区の環状第1号線(内堀通り、国道20号)や中央官衙街路第1号線(都道一七六号線)と接続する国会前交差点です。
放射第1号線は六本木通り(都道412号霞ヶ関渋谷線)として南に向かい、国会前交差点から溜池交差点までは代表計画幅員44mで、中央に高速道路3号線(高速都心環状線)の霞が関出入口や地下から高架への遷移部がある往復6車線で整備されています。
環状第2号線交点 (溜池交差点)
環状第2号線(外堀通り、都道405号線)が溜池交差点で交差します。
溜池交差点から六本木二丁目交差点までは代表計画幅員40mで、中に高速道路3号線(高速都心環状線)の高架をはさんで往復8車線で整備されています。
都道415号高輪麻布線(麻布通り)の区間
放射第22号線分岐点 (六本木二丁目交差点)

六本木二丁目交差点(放射第22号線分岐点)
写真出典〕当サイト撮影(R2.7)
放射第22号線(六本木通り、都道412号線)が六本木二丁目交差点で分岐します。
放射第1号線は六本木二丁目交差点から都道415号線(高輪麻布線、麻布通り)となり、新一の橋交差点までは代表計画幅員40mで往復6車線で整備されています。
高速も交差点の上の谷町ジャンクションで分岐し、高速道路2号分岐線(高速都心環状線)が上を通ります。
環状第3号線交点 (新一の橋交差点)
環状第3号線(都道319号環状三号線)が新一の橋交差点で交差します。
新一の橋交差点から清正公前交差点までは、代表計画幅員40mで往復8車線で整備されています。
交差点の上に高速道路2号分岐線と高速道路2号線(高速都心環状線と高速2号目黒線)が分岐する一ノ橋ジャンクションがあり、高速道路2号線(高速2号目黒線)は、放射第1号線の上から外れて東側を併行します。
桜田通りの区間
補助第11号線交点 (白金一丁目交差点)
補助第11号線(桜田通り、国道1号、都道415号線)が白金一丁目交差点で交差します。
放射第1号線は白金一丁目交差点から桜田通り(国道1号、国土交通大臣管理)になります。
放射第3号線分岐点 (清正公前交差点)
放射第3号線(目黒通り、都道312号線)が清正公前交差点で分岐します。
清正公前交差点から西五反田一丁目交差点までは、計画幅員40mの区間の間に計画幅員35mの区間がありますが、いずれも往復8車線で整備されています。
環状第4号線交点 (高輪台交差点)
環状第4号線の計画線と高輪台交差点で交差します。 高輪台交差点は港区道との交差点で、交差点の下に都営浅草線の高輪台駅があります。
環状第4号線は両側ともに整備中で、現道はありません。
第二京浜の区間
環状第6号線交点 (西五反田一丁目交差点)
環状第6号線(山手通り、都道317号線)が西五反田一丁目交差点で交差します。
放射第1号線は西五反田一丁目交差点から第二京浜(国道1号、国土交通大臣管理)となり、高速道路2号線戸越出入口の先までは代表計画幅員30mで往復6車線で整備されています。
高速道路2号線戸越出入口

高速2号目黒線戸越出入口
写真出典〕当サイト撮影(H30.11)
高速道路2号線(高速2号目黒線)の終点の戸越出入口が接続しています。
戸越出入口の先から神奈川県境までは、代表計画幅員30mですが現道は幅員25m程度の往復6車線です。
補助第26号線交点 (戸越三丁目交差点)
補助第26号線(都道420号線、補助第26号線)が戸越三丁目交差点で交差します。
環状第7号線交点 (松原橋)
環状第7号線(環七通り、都道318号線)の上を松原橋で越えます
千鳥一丁目交差点で補助第28号線(池上通り、都道421号線)と交差します。
環状第8号線交点 (矢口陸橋)
環状第8号線(環八通り、都道311号線)が矢口陸橋で放射第1号線の上を越えます。
放射第1号線終点 (多摩川大橋、東京都神奈川県境)
放射第1号線の終点は東京都大田区と神奈川県川崎市幸区との境の、多摩川を渡る多摩川大橋です。
川崎市側は川崎3・2・6号線(国道1号線、国道1号)として都市計画されています。