環状第1号線は千代田区の日比谷交差点を起終点とする環状の都市計画道路です。 大半の区間は往復4〜10車線で整備されていますが、都市計画の幅員より狭い区間や街路事業が行われている区間があります。
〔目次〕
環状第1号線(内堀通り 気象庁前交差点付近)
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
環状第1号線の概要
| 現道 | 主要地点 |
|---|---|
| 環状第1号線 起終点(千代田区日比谷公園) | 日比谷交差点 |
| 晴海通り | |
| 内堀通り | 祝田橋交差点 桜田門交差点 国会前交差点 三宅坂交差点 半蔵門交差点 千鳥ヶ淵交差点 |
| 靖国通り | 九段坂上交差点 田安門交差点 |
| 内堀通り | 九段下交差点 竹橋交差点 平川門交差点 |
| 永代通り | 大手門交差点 |
| 日比谷通り | 大手町交差点 |
| 環状第1号線 起終点(千代田区有楽町一丁目) | 日比谷交差点 |
環状第1号線は、千代田区の放射第20号線(日比谷通り、都道409号線)や放射第34号線(晴海通り、都道304号線)の日比谷交差点を起終点とする延長6.5kmの環状の都市計画道路です 1) 。
環状第1号線は皇居の回りを周回する道路で、皇居外苑付近を除き過半が内堀通りです。 皇居外苑付近では、内堀通りは都市計画道路ではない道路で皇居外苑の中を抜けて、環状第1号線は皇居外苑の東側の永代通り、日比谷通り、晴海通りになっています。
概ね計画幅員27m〜40mで、大半の区間は往復4〜10車線で整備されていますが、都市計画幅員より狭い区間や街路事業(環状第1号線 九段)が行われている区間もあります。
1) 千代田区 都市計画概要
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
環状第1号線の整備の概況
晴海通りの区間
環状第1号線起終点、放射第20号線、放射第34号線起点 (日比谷交差点)
環状第1号線の起点と終点は、千代田区の放射第20号線(日比谷通り、都道409号線)や放射第34号線(晴海通り、都道304号線)と接続する日比谷交差点です。
日比谷通りの下を抜ける晴海通りのアンダーパスは地下道1として都市計画されています。
日比谷交差点から祝田橋交差点までの環状第1号線は晴海通り(国道1号、国土交通大臣管理)で、計画幅員40mで概ね往復10車線で整備されています。
内堀通りの区間(1)
放射第21号線起点 (祝田橋交差点)
放射第21号線(都道301号白山祝田田町線、祝田通り)や都市計画道路でない内堀通り(都道301号線)が祝田橋交差点で交差します。
祝田橋交差点から桜田門交差点までの環状第1号線は内堀通り(国道1号、国土交通大臣管理)で、計画幅員40mで往復10車線で整備されています。
中央官衙街路第3号線接続点 (桜田門交差点)
中央官衙街路第3号線(桜田通り、国道1号)が桜田門交差点で分岐します。
桜田門交差点からの環状第1号線は内堀通り(国道20号、国土交通大臣管理)で、国会前交差点までは計画幅員は変化しますが概ね往復8車線で整備されています。
放射第1号線起点、中央官衙街路第1号線接続点 (国会前交差点)
放射第1号線(六本木通り、都道412号線)と中央官衙街路第1号線(都道一七六号線)が国会前交差点で分岐します。
国会前交差点から三宅坂交差点までは、計画幅員33mで往復7車線で整備されています。
放射第4号線起点 (三宅坂交差点)
放射第4号線(青山通り、国道246号)が三宅坂交差点で分岐します。
三宅坂交差点から半蔵門交差点までは計画幅員40mで往復8車線で整備されています。
放射第5号線起点 (半蔵門交差点)
放射第5号線(新宿通り、国道20号)が半蔵門交差点で分岐します。
半蔵門交差点からは内堀通り(都道401号線)で、千鳥ヶ淵交差点までは計画幅員27mで往復6車線で整備されています。
放射第27号線交点 (千鳥ヶ淵交差点)
放射第27号線(千代田区道、代官町通り)が千鳥ヶ淵交差点で交差します。
千鳥ヶ淵交差点から九段坂上交差点までは、計画幅員27mで往復4車線で整備されています。
靖国通りの区間
環状第1号線屈曲点、放射第6号線起点 (九段坂上交差点)
九段坂上交差点で環状第1号線が右に曲がるとともに、放射第6号線(靖国通り、都道302号線)が分岐します。
九段坂上交差点からは靖国通り(都道302号線)で、田安門交差点までは計画幅員30mですが現道は幅員27m程度の往復6車線です。
補助第74号線起点 (田安門交差点)
補助第74号線(早稲田通り、千代田区道)が田安門交差点で分岐します。
田安門交差点から九段下交差点までは、計画幅員40mで往復6車線で整備されています。
内堀通りの区間(2)
環状第1号線屈曲点、放射第7号線起点、放射第15号線起点 (九段下交差点)
九段下交差点で環状第1号線が右に曲がるとともに、放射第7号線(目白通り、都道8号線)や放射第15号線(靖国通り、都道302号線)が分岐します。
九段下交差点からは内堀通り(都道401号線)で、補助第166号線(千代田区道、雉子橋通り)交点までは、計画幅員30mですが現況は幅員22m程度の往復3〜4車線で街路事業(環状第1号線 九段)が行われています。
環状第1号線(九段)街路事業
九段下交差点から、竹橋ジャンクションの下の補助第166号線(千代田区道、雉子橋通り)交点までの延長580mで、現況幅員22m程度の往復3〜4車線から計画幅員30mの往復4車線に拡幅する街路事業が行われています。
街路事業は平成24年(2012)12月に認可を得て、用地取得や工事が進められています 1) 。
事業(九段)用地取得状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
放射第27号線起点 (竹橋交差点)
放射第27号線(千代田区道、代官町通り)が竹橋交差点で分岐します。
竹橋交差点から大手門交差点までは、計画幅員40mで往復7〜8車線で整備されています。
放射第9号線起点 (平川門交差点)
放射第9号線(白山通り、都道301号線)が平川門交差点で分岐します。
平川門交差点からは内堀通り(都道301号線)になります。
永代通りの区間
環状第1号線屈曲点 (大手門交差点)
環状第1号線は大手門交差点で東に曲がります。 皇居外苑の中を抜ける内堀通りは都市計画道路ではありません。
大手門交差点から大手町交差点までは永代通り(都道403号線)で、計画幅員36mで往復8車線で整備されています。
日比谷通りの区間
環状第1号線屈曲点、放射第10号線起点、放射第16号線起点 (大手町交差点)
大手町交差点で環状第1号線が南に曲がるとともに、放射第10号線(日比谷通り、都道403号線)や放射第16号線(永代通り、国道1号)が分岐します。
大手町交差点から日比谷交差点までは日比谷通り(国道1号、国土交通大臣管理)で、計画幅員36mで往復7車線で整備されています。
環状第1号線起終点、放射第20号線起点、放射第34号線起点 (日比谷交差点)
環状第1号線の終点は、環状第1号線の起点で放射第20号線(日比谷通り、都道409号線)や放射第34号線(晴海通り、都道304号線)と接続する日比谷交差点です。