放射第7号線は千代田区の九段下交差点から練馬区の西東京市境に至る都市計画道路です。 目白通りや新目白通りなどからなり、大半の区間は往復4〜6車線で整備されていて、西側には街路が新設されている区間があります。
〔目次〕
放射第7号線(豊玉陸橋)
写真出典〕当サイト撮影(R4.10)
放射第7号線の概要
| 現道 | 主要地点 |
|---|---|
| 放射第7号線 起点(千代田区九段北一丁目) | 九段下交差点 |
| 目白通り(東側) | 飯田橋交差点 新隆慶橋西詰交差点 古川歩道橋の交差点 |
| 新目白通り | 江戸川橋交差点 鶴巻町交差点 都電早稲田駅付近の交差点 高戸橋交差点 中落合陸橋 |
| 目白通り(西側) | 西落合一丁目交差点 南長崎六丁目交差点 豊玉陸橋 放射第35号線交点 練馬中央陸橋 谷原交差点 みのわ陸橋 |
| 都道24号練馬所沢線 | 練馬インターチェンジ 大泉インターチェンジ |
| 未供用の区間 | 北園交差点 |
| 放射第7号線 終点(練馬区西大泉五丁目) | 練馬区西東京市境 |
放射第7号線は、千代田区の環状第1号線(内堀通り、都道302号線、都道401号線)の九段下交差点から、練馬区の西東京市境に至る延長19.3kmの代表計画幅員25mの都市計画道路です 1) 。
放射第7号線の都心側の目白通り(都道8号線)や新目白通り(都道8号線)の区間は往復4〜6車線で整備されています。
郊外側の目白通り(都道8号線)の区間は谷原交差点付近に事業中の区間がある他は、往復4〜6車線で整備されています。
西側には未供用の区間があって街路事業が行われています。
1) 千代田区 都市計画概要、 新宿区 都市施設等都市計画図、 文京区 都市計画情報、 豊島区の街づくり、 練馬区 都市施設の一覧
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
放射第7号線の整備の概況
目白通りの区間(東)
放射第7号線起点、放射第15号線起点、環状第1号線交点 (九段下交差点)
放射第7号線の起点は千代田区の環状第1号線(内堀通り、都道302号線、都道401号線)や放射第15号線(靖国通り、都道302号線)と接続する九段下交差点です。
九段下交差点からの放射第7号線は目白通り(都道8号線)で、飯田橋交差点までは代表計画幅員27mで往復4〜5車線で整備されています。
環状第2号線交点 (飯田橋交差点)
環状第2号線(外堀通り、都道405号線)が飯田橋交差点で交差します。
飯田橋交差点の先の放射第7号線(環状第2号線交点)
写真出典〕当サイト撮影(H30.11)
飯田橋交差点からは高速道路5号線(高速5号池袋線)や神田川をはさんで計画幅員64〜75mで、その先は環状第3号線の合流点の手前まで代表計画幅員27mで往復4車線で整備されています。
放射第25号線交点 (新隆慶橋西詰交差点)
放射第25号線(都道434号線、都道25号線)が新隆慶橋西詰交差点で交差します。
環状第3号線合流点 (古川歩道橋の交差点)
環状第3号線の計画線が古川歩道橋の架かる信号交差点で合流します。
古川歩道橋の交差点は目白通り(都道8号線)と古川橋で神田川を渡る文京区道との交差点で、西方にメトロ有楽町線の江戸川橋駅があります。
環状第3号線は古川歩道橋の交差点から放射第7号線に重複して西に向かい、計画線は北に向かいます。
環状第3号線合流点から江戸川橋交差点までは計画幅員35mで、往復4〜6車線で整備されています。
新目白通りの区間
放射第26号線起点 (江戸川橋交差点)
放射第26号線(目白通り、都道8号線)や補助第67号線(文京区道、新宿区道、江戸川橋通り)が江戸川橋交差点で分岐します。
江戸川橋交差点からは新目白通り(都道8号線)で、鶴巻町交差点の先までは計画幅員33mで往復4〜6車線で整備されています。
環状第3号線分岐点 (鶴巻町交差点)
環状第3号線(外苑東通り、都道319号線)が鶴巻町交差点で分岐します。
鶴巻町交差点の先から都電早稲田駅までは計画幅員27mで往復4〜5車線で整備されています。
環状第4号線交点 (都電早稲田駅付近の交差点)
環状第4号線(都道8号千代田練馬田無線)が都電早稲田駅付近の交差点で交差します。 環状第4号線は都道8号線として南に向かいますが、北側は事業中で通れません。
都電早稲田駅から高戸橋交差点までは、都電荒川線が放射第7号線の真ん中を専用軌道で通ります。 都電早稲田駅付近からは計画幅員27〜35mで、往復4車線で整備されています。
環状第5の1号線交点 (高戸橋交差点)
環状第5の1号線(明治通り、都道305号線)が高戸橋交差点で交差します。
高戸橋交差点から谷原交差点までは代表計画幅員25mで往復4〜6車線で整備されています。
環状第6号線交点 (中落合陸橋)
環状第6号線(山手通り、都道317号線)の中落合二丁目交差点を中落合陸橋でくぐります。
目白通りの区間(西)
補助第76号線交点 (西落合一丁目交差点)
補助第76号線と西落合一丁目交差点で交差します。 補助第76号線の東側は目白通り(都道8号線)、西側は新青梅街道(都道440号線)です。
放射第7号線は西落合一丁目交差点から目白通り(都道8号線)になります。
補助第26号線交点 (南長崎六丁目交差点)
補助第26号線(中野通り、都道420号鮫洲大山線)が南長崎六丁目交差点で交差します。
環状第7号線交点 (豊玉陸橋)
環状第7号線(環七通り、都道318号線)が豊玉陸橋で放射第7号線の上を越えます。
放射第35号線交点 (練馬駅の南方の交差点)
放射第35号線の計画線が練馬駅の南方の交差点付近で交差します。
環状第8号線交点 (練馬中央陸橋)
環状第8号線(環八通り、都道311号線)が練馬中央陸橋で放射第7号線の上を越えます
補助第134号線交点 (谷原交差点)
補助第134号線(笹目通り、都道443号線)が谷原陸橋で放射第7号線をくぐります。
谷原交差点は立体交差の整備は完了していて、渋滞対策(放射第7号線・補助第134号線 谷原交差点)が行われています。
谷原交差点の先からみのわ陸橋までは計画幅員25〜45.4mで概ね6車線で整備されています。
放射第7号線・補助第134号線(谷原交差点)街路事業
谷原交差点の立体交差は昭和58年(1983)に完成しています。 昭和60年(1985)の関越自動車道の全線開通などにより渋滞が激化し、昭和60年(1985)から、交差点の前後の拡幅などによる渋滞対策が進められています 1) 。
補助第134号線(笹目通り)側は、平成19年度(2007)までに立体交差の側道が拡幅されています。
放射第7号線(目白通り)側は用地取得などが進められていて、令和4年(2022)には、関越自動車道側から笹目通りに左折する左折レーンが増設されています 2) 。
1) 平成7年都市・環境委員会 本文 1995-12-12(東京都議会 会議録検索)
2) 放射第7号線(目白通り)谷原交差点左折レーンの交通開放について(東京都第四建設事務所)
補助第156号線起点 (みのわ陸橋)
補助第156号線(都道24号練馬所沢線、大泉通り)がみのわ陸橋で分岐します。
みのわ陸橋から大泉インターチェンジまでは計画幅員25〜80mで4〜6車線で整備されています。
都道24号練馬所沢線の区間
関越自動車道接続点 (練馬インターチェンジ)
関越自動車道の起点となる練馬インターチェンジが目白通り(都道24号線)の中央に設けられています。
東京外環自動車道接続点、外郭環状線の2終点 (大泉インターチェンジ)
東京外環自動車道の大泉インターチェンジと、外郭環状線の2の計画線が大泉インター入口交差点で接続します。
大泉インターチェンジ入口交差点付近は計画幅員33mで概ね往復6車線で整備され、その先は北園交差点まで代表計画幅員25mで往復4車線で整備されています。
未供用の区間
補助第135号線交点 (北園交差点)
北園交差点で補助第135号線(練馬区道、大泉学園通り)と交差します。
放射第7号線は補助第135号線交点から区市境までは計画幅員25mで、街路を新設する事業(放射第7号線 大泉)が行われています。
放射第7号線(大泉)街路事業
事業(大泉)工事状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.9)
北園交差点から区市境までの延長2,000mは、放射第7号線(大泉)として計画幅員25m(車道11m、2車線、両側歩道7m)の街路の新設が行われています。
放射第7号線(大泉)は平成18年(2006)7月に街路事業の認可を得て、令和7年(2025)2月には諏訪神社北交差点(都道24号線交点、補助第230号線交点付近、Google Map)から西側が暫定交通開放されています 1) 。
1) 道路の整備 練馬区の路線(東京都第四建設事務所)
2) 放射第7号線(大泉)西側区間 開通式(ラジエイト)
3) 【なぜ?】都心で幹線道路寸断、18年経っても開通せず 既に立ち退いた家や、新しく建ったスーパーなども…道を塞ぐのは由緒ある寺の“200基の墓”「全ての墓と本堂を合わせて一つの寺だと考えている」(情報ライブミヤネ屋)
事業(大泉)用地未買収箇所(終点側から)
写真出典〕当サイト撮影(R7.9)
未買収箇所の脇の代替地
写真出典〕当サイト撮影(R7.12)
事業(大泉)暫定交通開放区間の整備状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.9)
放射第7号線終点、西東京3・3・14号線接続点、西東京3・3・15号線交点 (区市境)
放射第7号線の終点は練馬区と西東京市との境となる西東京3・3・14号線(新東京所沢線、都道24号線)との接続点です。 終点付近では西東京3・3・15号線(西東京市道、福泉寺通り)が交差しています。